非営利であれば、紙媒体での転載印刷複写配布を許可します。 自分個人用であれば、 フロッピーディスクやMOディスク、CD−R等に、 電子的に保存することも許可します。
ただし電子的な提供は、原則として許可しません。 電子的な提供・発表・修正を許可されるのは、 執筆者である私(ここでは匿名)と 寄贈先である WEB版図書館就職相談室、 2000年4月現在その主催者である日暮行男さん、 及び前3者が特に許した者に限定します。
なお以下の記述について、 記憶の間違い、或いは試験制度の改正等に由来する 情報の錯誤や陳腐化に対し、苦情は一切受け付けません。 各個人の責任において、御利用ください。
以上どうか、御了承ください。
私の他にも、 ほーぷさんが受けていらっしゃいます。
<教養>7月11日午前
全問択一。知能分野は必修、知識分野は選択です。
二種一次試験合格者で、「一種は歯が立たないが、二種はできた」と
言っていた人もいましたが、私は、あまり差は感じませんでした。
見当としては、半分と少しの時間で必修問題をとければ、 なんとかなると思います。選択問題は、最初に急ぎ加減で目を通し、 即刻解ける問題は解いて、解けなくても選択肢が絞れるものは絞ってしまいます。 次いで、二択や三択に絞れた問題は、 運によって答えを選び、あたりそうな順にマークしていきます。
出題元は、やはり政治や国際関係が多いです。時事的な話題もでるので、 新聞縮刷の社会面と国際面をみておくとよいでしょう。
自然科学系では、文系でも解ける、環境関係の問題があったと思います。
<専門(論述)>7月11日午後
問題は、「現在、大学図書館では印刷資料とネットワーク資料の 両方を使う状況になっている。この状況について説明し、 その中で大学図書館が果たすべき機能とサービスを挙げ、 そのために図書館員に求められる知識・技術を考えて論ぜよ」 といったものでした。
「状況」としては、 ウェブによる図書館の目録公開(冊子体目録に代わる)、 学術研究上の最新情報のウェブによる発信 (従来の学術雑誌や学術誌抄録誌の役割)、 各種娯楽目的情報の発信(従来の通俗書に代わる) といった情報の出現を挙げました。
これを踏まえた「サービス」としては、 目録オンライン化と相互協力、蔵書(特に貴重書)のデータベース化、 ウェブ上の学術情報の選択的提供を挙げました。
これらサービスのための「知識・技術」としては、 データベース構築・検索、ウェブサイトの作成・検索の能力を挙げました。
<専門(択一)>7月11日午後
目録規則の制定年代整序(NDC、CC、DDC、UDC)、 NDCの分類、書誌の歴史、パニッツィら有名図書館長の伝記的知識、 「IPアドレス」「HTML」等のコンピュータ関係の略語の意味、 データベース検索上の「再現率」「ノイズ」等の概念の意味、 各国の目録規則の相互影響関係史、図書館関係の教育行政と法規、 『大宅壮一文庫雑誌記事索引』等のレファレンストゥールの内容、 外国雑誌センター、ウェブキャットの雑誌結果画面の読み方などが出ました。
大学改革関係の話題も要注意です。
大学に関する法規も出るので、 『教育小六法』等の高等教育関係の法規にも目を通しておくとよいと思います。
英文図書館学は、難しいのは出なかったように思います。
<面接カード>私の場合は、8月10日朝
面接カードは、当日朝10分くらいで書くもの。欄は
「最終学歴(大学名はださない)」「公務員志望の理由」「志望先官庁」
「専攻・得意分野」「学校生活・ボランティアなどで印象に残ったこと」
「趣味・特技」「長所・自己アピール」といった内容でした。
国家一種や神奈川県庁、国立国会図書館とは違って、 家で書いて持ってくるのではなく、当日短時間で書くので、準備が肝心です。
本当は「特技」として、無意味な資格をいろいろ書くはずだったのに、 気が動転して「資格」等の裏付けのない「校正」を書いてしまいました。 落ち着きが肝心です。
<面接>私の場合は、8月10日朝
面接では、「図書館職志望のきっかけ」「なぜ大学図書館を志望したか」
「図書館の仕事にはどういうものがあるか」「専攻の内容」
「趣味として書いたことに関わるようになったきっかけ」
「その専攻が仕事にどう生かせるか」「公務員の仕事のイメージ」
「いままでの図書館での経験で、よいと思った点と悪いと思った点」
「(ボランティアに古紙分別を書いたので)それに関わったきっかけ」
「(『長所』として挙げたことについて)挙げた意図や具体的な例」
といったことを訊かれました。
本当は、「志望のきっかけは『図書館学』の 授業をとって云々」とか「図書館学以外を専攻した経験から、 専攻分野については図書館学専攻者よりもよく概要を心得て云々」と 返すべきところを、「これというきっかけがあったのではなく、 学部や修士での論文作成の過程で云々」「(音楽専攻だったので) 視聴覚資料の充実に有効で云々」と答えてしまったりしました。
<官庁訪問>
ちなみに8月上旬から、官庁訪問に掛かります。
(1)官庁合同説明会(行政以外の区分)
1999年は8月4日。一次合格者に、案内が送付されたと思います。
ここで必ず、下記(2)の案内をとってくる必要があります。
第一志望は、この日に電話連絡して訪問の日を予約してもよいです。
(2)関東甲信越地区文部省関係機関合同説明会
1999年は8月5日。場所は東大でした。
合同説明後、各機関個別の説明に移ります。4機関まで。
しかし、どこも長蛇の列になるので、実質的には
3機関廻れればいい方です。カシコイ手は、合同説明会のときも
個別説明会のときも、出口近くに席をとることです。
もっとカシコイ手は、合同説明会に出ないで外で待っていて、 合同説明会終了後に、何食わぬ顔で機関別会場に足を運ぶこと。
(3)各大学の説明会
連絡先は(1)のときにもらう文部省の冊子に書いてあるので、 どんどん予約して、たくさん廻るのが重要です。
説明会を多く行うところと数回しか行わないところがあるので、
日程の組み方が重要です。8月6日から8月半ばくらいまでですね。
採用法は様々。面接を繰り返して内内定を出すところもあれば、
説明会参加後、希望者が二次合格後の面接を予約するところもあり、
説明会参加者から選んで、大学が再度の面接に召集することもあり。
この時期に、上記面接試験が挟まるので、兼ね合いにも要注意です。
(4)機関ごとの面接
合格発表当日から、各機関での面接が行われます。
(H大、K大、Y大など)地方の大学とか、先走って内定を出して その人が逃げたか落ちたかしたらしい大学(TK大)等は、 向こうから合格者に電話してくることもあります。でも、これは あてにしないこと。
大体の受験者は、既に予約してあった機関を廻ることになります。
発表日から数日の間、午前・午後いっぱいに予定を入れたとしても、 6機関くらいが限度だろうと思います。